ペット関連サービス(ちょっと視点を変えてまとめてみました) 新しいニーズをとらえた新製品開発戦略による成長戦略
新しいニーズに対応した新商品と、その効果と今後の対応に関してまとめてみます。
新しいニーズは、ペットから癒しを求める人が増えていることである。対応した新商品は、小売から手を広げた新商品の提供であり、具体的には、ペット葬祭・霊園、ペット幼稚園、ペットシッター、ペット保険、ペット探偵、ペットビジネスの人材育成センターなどである。
(人材育成センターは多角化に入りますが、このまとめ全体では新商品開発戦略という視点で進めます)
効果と今後の対応では、短期的な効果として、消費者ニーズの多様化にみあった取り扱いアイテムの増加による売上高の増加である。
この間の宣伝には口コミを活用する。
低予算で消費者からの信頼性が高いことが口コミ活用の根拠である。
長期的な今後の対応に関しては、優良顧客との長期的な関係構築への布石を打っておくことである。
理由は、後発企業の新規参入による競争激化や市場の成熟化による業界内での淘汰が始まるからである。
具体的な対応策としては、直近では顧客データベースの構築により顧客の好みや購買履歴などの蓄積をしておく。
長期的には、市場の成熟化や競争激化が始まり自社の成長が鈍化したところで、管理会計の導入により優良顧客の選別と顧客の個客化を行い、ストアロイヤルティの形成により個客との長期的な関係維持を行うのである。
ニューサービスによる新規事業という点に関して
白書事例の本文中に出てきている「ペットビジネスの人材育成センター」というのが一つの手段になると思います。
具体的には、この育成コースを活用して、既存事業者は新規事業開発による経営の多角化を図る、創業希望者は自身で創業を行う。ということになります。
これにより後発企業が参入して長期的には競争が激化していくので、長期戦略としての優良個客囲い込みへの布石を今から打っておく必要があるということになります。
自分の首を絞めるような人材育成ビジネスを本当に立ち上げるのか?
これに関しては立ち上げると思います。
根拠は、診断士試験の学習者にはお馴染みの、ゲーム理論における囚人のジレンマにあります。
要は、「うちがやらなくてもどこかがやる、だったらうちが一山当てようじゃないか」ということです。
波及効果としてみると、人材育成をすることで業界の第一人者として認知され、自社のブランド育成にも一役買うのかもしれません。
定かではありませんが・・・。
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