ペット関連サービス 白書本文(中小企業白書 2004年版P63)より抜粋
ペット業界は小売り(ペットや関連グッズの販売)だけでなく、サービスの分野にも広がりを見せている。少子化の影響やペットから癒しを求める消費者が増えていることが要因。ペット葬祭・霊園では、大切なペットが亡くなってしまった場合、人間と同様の葬祭を行うための相談にのり、実際に葬儀を行う。ペット幼稚園では、犬のしつけ、トレーニングなどを飼い主に代わって行う。あわせて飼い主のカウンセリングも行っているところがある。また、ペットシッターは忙しい買い主の自宅でペットの世話をしてくれる。飼い主の自宅の鍵を預かり、留守中もいつもと同じ環境で過ごせるため、人気が高いという。そのほかにも、ペット保険(ペットがケガや病気、死亡した場合に保険金が支払われるもの。死亡保険金の場合、最高で5,000万円支払われるものもある。また、飼い主にも見舞金が支払われる。)、ペット探偵(行方不明になったペットを探してくれる)など、多彩な広がりを見せている。更にペット関連ビジネスに関係する人材育成のスクールも出てきており、今後も幅広い展開が期待される。 |