企業概要
社名：Ｇ社
所在地：東京都
従業員数：７０名
業種：精密加工業
専門分野：レーザーと電子ビームを使った切断や溶接

事業連携によりニーズをとらえる
個客からの要望
Ｇ社専門の溶接だけではなく、材料の調達から加工まで一括して作って欲しいとの要請があった。
Ｇ社の対応
Ｈ社長は連携して事業を行えば一括受注できると考え実行した。
Ｇ社の今後の方向性
Ｈ社長は自らが連携のコーディネート企業になれば新しいビジネスに広がっていくと確信するようになった。

広域的な事業連携の推進
外部環境
新しい個客ニーズ
取引先の求める記述水準が非常に高くなり、周辺地域のネットワークでは対応できないものが増えてきた。
Ｇ社の対応
既存の連携先のネットワークを活かし、全国からさまざまな中小企業を紹介してもらい、確認して回った。
内部環境
社内の反応
社内からはリスクが高いという反対の声があがった。
Ｈ社長の対応
これから大企業と対等に仕事をしていくには、積極的に責任を負う立場になるべきだと主張し、社内をまとめあげた。
具体的な事業連携の推進
広域的な事業連携のポイント
心理的・物理的距離感を埋めるためには、連携先との密な連携（打合せ・議論）が最も重要である。→フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーション
実績に見る成功要因
従業員同士のコミュニケーションもしっかりと成り立っていることが、事業連携をスムーズに行えている要因である。
成果
このネットワークにより、半導体製造装置用の精密部品を開発、受注先に納品できるようになった。また、複数の大手企業から様々な協力要請が来ている。

事業連携のメリットと、独自ブランドの今後の進め方
事業連携のメリット
各企業が得意とする工程を分担することで、高品質、付加価値の高い製品を提供できることである。
今後の進め方
共同パンフレットの作成、独自ブランドの開発などを通じて、高品質の製品が提供できることをしっかりとアピールしていく。