市内観光

李君とパタヤ君は今朝出発だったので、お互いにお礼と別れを言って分かれた。
私は、前日飲みすぎたおかげですっかり体調不良がぶり返し、午前中は宿でグッタリすることに。

ベッドでまったりとしていると志田君が、「ベトナム行きの手続きをしたいから通訳をして欲しい」と言ってきた。
なぜ私が現役の大学生の通訳をする羽目になるのか良くわからないが、まあ特に断る理由もないので付いていくことに。
聞いてみると、タイゾウのところでビザも手に入るし、通貨もある程度なら両替できるとのことだった。世界的に有名な宿場町の奥の深さを少し感じた。
結局手続きのほうは志田君がほぼ直接話をして交渉が進んでいるので、私は別にいてもいなくてもいいようなものだったが、まあ初めてのところで一人で交渉するのが不安なだけだったのかもしれない。何事もなく話がつくのが一番いいので事の次第を見守っていた。

話がついてしばらくして、志田君とその先輩から「他の日本人宿に移動するので一緒に来ないか。」と誘われたが、私はこのいろんな国籍の人が来るドミトリーが気に入っていたし、せっかくここまで来て日本人同士でつるんでいるのも面白くないのでお断りした。
(もちろんこの2日間の彼らとの行動も楽しかったんですけどね)

それからすこし仮眠を取ったあと市内観光に出かけることに。

まずは、ワット・サケートへ、李君からなかなかいいと聞いていたのでまずここに行ってみた。
彼はゴールデンパレスだと言っていたが、それは英語の表現でタイ語ではワット・サケートというらしい。
(ちなみに、”ワット”というのは寺院という意味だそうです。)
この寺院は非常に高い塔になっていて、とても眺めが良かった。
風通しも良くて涼しく、なかなか気持ちのいい場所だった。記念写真が撮りたかったので近くを散策していた外人にお願いして撮ってもらった。
一人旅は気ままなところが良いといいつつ、記念写真を撮るときは結構不便だ。

次はエメラルド寺院へ。
ここはすごかった、はっきり言って度肝を抜かれた。
何が、というととにかく派手!

こんなきらびやかな寺は始めてみました。
「これが寺か?!」という感じでしたね。どういう伝わり方をしたらこのド派手な寺院が日本にあるみたいにあんなに地味に伝わるのだろう。
しかし、宝石をちりばめてあるかに見えるこの寺院も、実際にはガラスや陶器、鏡などがちりばめられていて、しかも結構作りは乱雑 でした。こういうところにもタイの人のおおらかさが出ているのかなあ、とはいえなかなか面白いつくりでした。
ここは結構広く、見所も多いので結構楽しめました。
観光ガイドがわりに入り口のあたりで寺院内の案内を録音したMDを貸してくれるので、それを借りてみて回りました。もちろん日本語版です。
料金を払った上でパスポートかクレジットカードを預けて機械を借りて、機械を返すときにパスポートなどを返してもらうシステムでした。
これのおかげで壁画やいろんな彫刻などの説明が聞けて結構便利です。
じっくり見たいときはMDを止めてじっくり見れます。

で次に近くにある王宮を見に行きました。
近衛兵みたいな人が警護をしていて「ほ〜っ。」という感じでした。
しかし、さすがに観光地というべきか結構砕けた人みたいで、ヨーロッパ系のおっちゃんが一緒に写真を撮りたいと言ったらOKしていました。
と思っていたらこの近衛兵、おっちゃんの腹の肉をつまんでみんなを笑わせていました。本当に兵隊か?
おっちゃんも負けてはおらず、「赤ん坊が入ってるんだ。」とさらにみんなを笑わせていました。さすがです。
 

一通り見終わって時間は午後4時半くらい、実はまだ昼食を食べていなかったんですね。
なかなか食べるところが見つからず、その分観光で見て回るところばかりが目に付きホイホイと観光していましたがさすがに腹が減ってきたので回りを見渡したところ、無い。
近くをうろつきまわったところでようやく見つけて食べることに。
たのんだのは焼きうどんみたいな麺類でした。はじめて見るもので興味津々。
ワンタンみたいな食感の太く厚い麺で、結構おいしかったです。

この辺で店の格の違いでの価格帯が段々わかってきました。
当たり前といえば当たり前ですが、どこでも高級店、大衆店、みたいなものはあるようです。

 

コラム
タイの寺院での見学時の服装。
タイは敬虔な仏教国で、寺院の見学にあたっても肌の露出の多い服ではダメなようです。
半ズボンやタンクトップといった服装では中に入れてくれません。
といってもそこはそれ、入り口の料金所のところでそういったマズイ服装の人は係りの人に呼ばれて、サロンみたいな布を借りて入ることになるだけで観光できないというわけではないんですけどね。
同じ仏教国でも日本とはえらい違いです。
 

つづく

 

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