白書本文中の「サービス業態の進展により、もの（製品）とサービスの融合に取り組むことで個客からの支持を増やす業者が増えている」という記述に関しての事例ですが、文字数も少なく非常に大雑把な印象を受けますが、とりあえずまとめてみたいと思います。
ひとことで言うと、製品（ハードウェア）の使い方に一工夫をする。ということでしょうか。
もう少し詳しくいうと、ただ単にモノを製造して販売するのではなく、使い方の提案や、消費者とハードウェアの間を結ぶソフトウェア（サービス）を付加することにより、消費者の新しい需要への対応と高付加価値化を実現する。ということだと思います。

これだけではちょっと寂しいのと、今回の事例は発起人がサービス業ということで分かりにくいので「新連携」という視点を加えて見てみたいと思います。

事例�@を例に取ります。
介護予防生活支援サービス業のＣ社は、店頭事故の発生を世話人に知らせるセンサーが欲しいというニーズを知っているが、自社単独ではそれを提供できない。そこで、センサーとその制御システムを設計・製造している業者と連携して、在宅でも利用できる音声無線モニターによる離床システムを開発し、販売を開始した。さらに販路拡大のため、商社とも連携をして販売台数を伸ばしていく。という流れになると思われます。